政治家の収支

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政治家の収入と支出は、政治に興味を持つ多くの人が気にしているトピックの一つだと思われるが、いまひとつわかりにくい。比較的手に入りやすい資料を参考にしながら、ザックリと収入と支出を書き出してみたいと思う。

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政治家の収入

以下、国会議員一人当たりの金額
「歳費」・・・月額129万4000円 ×12= 年額1552万8000円
「期末手当(ボーナス)」・・・年額628万5604円
「調査研究広報滞在費」・・・月額100万円 ×12= 年額1200万円
「立法事務費」・・・月額65万円 ×12= 年額780万円
「政策秘書1人と公設秘書2人」・・・概ね年額2000万円
合計 年額 約6200万円
ただし金子恵美氏の近著には合計約6800万円とあるため、上記以外にも細かい手当てがいくつかあものと考えられる。

政治家の支出

政治家の支出にかかる情報は正直、私の手元では錯綜している。一番大きい金額としては、金子恵実氏が近著で「国会議員の選挙には3000万円かかる(供託金含む)」と書いているものだ。一方、池上彰氏の本には供託金を含めても1000万円もかからないような金額が載っている。出版時期が新しく資金繰りに関する切迫感が伝わってくる金子氏の本を見る限り、金子氏の提示する金額は概ね信用してもいいのではないか(池上氏の政治本は初版2008年)。
上記はあくまでも選挙にかかる支出であり、当然のことながら政治家は年間を通じて選挙以外でも多様な活動にいそしんでいる。「収入」だけを見ると、「政治家はこんなに手当てをもらいすぎてけしからん」という批判もわいてくるが、政治家当人にとってみればとても余裕はない、むしろカツカツである、というのが現状ではないだろうか。
特に大きな支出項目
・供託金
・選挙ポスターなどの製作費
・選挙事務所の賃料・選挙スタッフの人件費
・選挙カーのレンタル料・ガソリン費
・政策秘書・公設秘書の3人以外の、4人目以降の秘書の給与
・地元の常設事務所の経費
    ※図表は「政治のこと よくわからないまま社会人になってしまった人へ」池上彰著より

参考文献:
「政治のこと よくわからないまま社会人になってしまった人へ」池上彰著

「もしも日本から政治家がいなくなったら」金子恵美著







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