24年11月

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24.11.7 アメリカ大統領選

いや~ショックでした、アメリカ大統領選・・・私は保守にもリベラルにも興味が持てる八方美人な性格だと自分では思ってるんですが(だからこそ偏りの少ない政治ブログが書けるはずだ、と思っているつもりです)、心情の中心部分はリベラル寄りかな、と思っています。それだけに今回は、カマラ・ハリスさんに勝ってほしかった。ゴリゴリのリアリストの人たちは早くからトランプ勝利を予測できていたかもしれませんが、うぶな私は、結果が出る直前まで、「まだカマラが勝つチャンスはあるのでは!?」と期待していました。

【米大統領選2024】選挙人270人獲得で勝利…両候補の道筋は – BBCニュース

しかし結果は・・・選挙人獲得人数、294人 対 223人でトランプの圧勝。

ネット上の意見やニュースキャスターの意見を参考にする限り、バイデン政権時のインフレとそれに伴う物価高に多くの国民がウンザリしていて、その明確なチェンジを求める向きが強かった。しかしカマラ・ハリスは最後まで、バイデンとの明確な違いを強くアピールできなかった、そのことに納得できない国民が多かったようです。それに、強権国家のリーダー、プーチンや習近平と互角に渡り合えるのはどっちか?と考えた時、カマラでは役不足、まだトランプの方が上手くやれる、と考えた国民も多かったようです。また、従来ながらの不法移民に厳しいトランプの姿勢、これを支持する国民も多いようですね。

しかし・・・多くの政治ウォッチャーも指摘するように、トランプの掲げる政策は、富裕層減税や規制緩和など、インフレを昂進しそうなものも多いんです。インフレがさらに進んだとき・・・第2期トランプ政権のある意味の洗礼を、アメリカ国民は受けるのかもしれません。

しかし私が心配なのは何と言ってもウクライナです。トランプがウクライナ戦争の停戦を強引に進めるのかどうか、まだ分かりませんが、トランプがウクライナ支援に限りなく消極的なのは明らかでしょう。国務省などがトランプ政策に修正をかけて、アメリカ政府が従来のウクライナ支援を続ける可能性もあると思いますが、トランプがそれに強引にブレーキをかける可能性もあります。これはプーチンを増長させるのみならず、習近平はじめ、世界の強権的なリーダーに、「まだまだ俺たちはやれる」と危ないメッセージを送ることに繋がりかねないと思うのです。少なくともトランプは台湾は守る気でいるようですから、習近平が台湾に手を出しやすくなることは考えにくいでしょう。しかし「プーチンがウクライナを取れるのなら俺だって」と考える権力者は出てくるかもしれません。

これが漫画の世界だったら・・・どんなピンチに陥っても、最後に逆転して爽やかに笑うのは、正義の味方キャラのハリスさんだったでしょう。しかしもちろん、現実はマンガの世界のようにはいかない。現実の政治はこういうものだ、という教訓も含めて受け止めるのも、政治の楽しみなのかもしれません。


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