インド経済

経済
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インド経済のパフォーマンスは今、いいのかな?

ここ最近のインド経済、かなり元気に見える状況だよ。ポイントをざっくり描くとこんな感じ:

成長スピードが高い

インドの実質GDP成長率は2025?26年度(2025年4月?2026年3月)で**約7.4%**と予想されていて、これは主要経済国の中でも高い水準だよ(多くの 予測機関が同様の見通し)。インド政府の推計でもこの成長率が示されている。? プレス情報局、ほかに 1 件 ?

背景には強い内需と投資

個人消費が伸びていること、設備投資も増えていることが成長を支えている。特にサービス産業が成長の中心だと言われている。? プレス情報局 ?

国際機関の予測

ADBや世界銀行、IMFなど多くの国際機関も成長率見通しを上方修正していて、おおよそ6.5?7.4%程度の成長という予測が並んでいる。? JETRO ?

課題も存在

ただし、「高い成長率=良質な成長」というわけではなく、**若年層の失業率の高さ(約17%台)**や、労働市場の構造的課題、さらには企業利益や株式市場の勢いが世界 主要株に比べて弱いという見方もある。? Investing.com 日本 ?

株式市場の動き

インド株は2025年には他国に比べて控えめな上昇にとどまったという指摘もあるけれど、特定企業の成長や長期投資の魅力は依然注目されている。? pictet.co.jp

総合すると: インド経済は「成長率という点ではかなり良いパフォーマンス」を保っていて、世界の主要国と比べても一段高い。その一方で、雇用や成長の質といった面では改 善余地がある、という構造になっているよ。

GDPはどのぐらい?

インドの**GDP(国内総生産)**は、世界的にもかなり大きな規模になってきているよ。最近の目安を整理するとこんな感じ:

名目(ドルベース)のGDP

・国際通貨基金(IMF)の推計では、2026年のインドの名目GDPは約4.5兆ドル前後とされている(世界で4位~5位の規模)。? Worldometer

・2025年の数字だと約4.1兆ドルという推計もある。? Worldometer

インド政府の公式数字(ルピー建て)

・2025~26年度(2025年4月~26年3月)については、**名目GDPが約357.14兆ルピー(357.14 lakh crore)**と推計されている。? (為替レート次第でドル換算は4兆ドル前後という計算になる) プレス情報局

購買力平価(PPP)ベースではもっと大きく

・購買力平価(物価差を考慮した値)で見ると、インドのGDPは15兆ドル超?20兆ドル超という規模になる試算もある(推計値によって幅がある)。? worldeconomics.com

つまり、インドは今や世界4位クラスの経済規模に達していて、名目GDPで4兆ドル台という巨大経済だよ。人口が多いので一人当たりGDPはまだ低いけれど、国内市場の大 きさと成長力が大きなポテンシャルになっている。

日本円換算だとどうなる?
数字で遊ぼう。為替は魔法のレンズだからね。
インドの名目GDPは直近でざっくり 4.1?4.5兆ドル規模と見ていい。
ここで為替をどう置くかで、円換算はかなり変わる。
たとえば―― 1ドル=150円とすると:
4.1兆ドル × 150円 = 約615兆円
4.5兆ドル × 150円 = 約675兆円
もし1ドル=160円なら: 4.1兆ドル × 160円 = 約656兆円
4.5兆ドル × 160円 = 約720兆円
だから今の円安水準で見ると、およそ600~700兆円規模というイメージになる。
参考までに、日本の名目GDPはだいたい600兆円前後。 つまり円安局面では、「インドが円ベースで日本と肩を並べる」ように見える瞬間が出てくる。
もちろんこれは為替マジック。 実体はドル建てや購買力平価(PPP)で比較するほうが冷静だ。
面白いのはここからで、人口は日本の約10倍。 それなのに総GDPがほぼ同じレンジということは―― 一人当たりではまだ大きな差がある。
経済のサイズと豊かさは別物。 ここをどう埋めるかが、インドの次の10年の勝負どころだ。


失業率は高いの?

インドの**失業率(joblessness)**は、これは“高い/低い”だけで語れるものではないけれど、最新データを見るとこういう風景になっているよ:

・2025年末~2026年初の公式統計では、全体の失業率は4.8~5.0%前後で推移している。2026年1月には約5%にやや上昇したという報告がある。? Reuters、ほかに 1 件

・四半期データでも、10?12月期で約4.8%(都市部は約6.7%、農村部は約3.9%)という数字が出ている。? The Times of India

・2025年のピークでは6%超に達した時期もあるけれど、ここ数ヶ月では5%前後という比較的低い水準まで改善してきているという見方がある。? The Economic Times

この“数字”だけを見ると、世界の平均(例えば2023?24年で約6?7%台)と比べると低い水準にも見える。? だから「失業率は特段に高い」とまでは言いにくい。 TheGlobalEconomy.com

ただし、注意が必要な点もある:

若年層・高学歴者の失業率は高いという分析がある。大学卒の若者で30%近いというデータもあり、教育と雇用のミスマッチが指摘されている。? Bloomberg.com

・公式統計の取り方に問題があるという批判もある(「週に1時間でも働けば就業とみなす」など)。一部の経済専門家は“実質的な失業・不完全雇用率”は公式値よりずっと高い 可能性があると指摘している。? Reuters

・また働く人の多くが**非公式雇用(インフォーマルセクター)**にいるため、雇用の“質”は必ずしも高くない、という議論もある。? nli-research.co.jp

だから結論としては、公式な失業率自体は5%前後で比較的低い部類にあるものの、実際の就業環境や特定層の雇用状況には構造的な課題が残っている、という見方が現実に近い よ。

製造業は、日本の製造業と比較しても、強いのかな?

いいところを突くね。 「インド製造業は強いか?」と聞かれたら、答えはこうなる。

勢いはある。だが日本型の強さとはまだ別物

まず、インド製造業の現在地をざっと眺めよう。

インドは「Make in India」政策で製造業をGDPの25%まで引き上げようとしている。今はだいたいGDPの15~17%程度。まだサービス大国なんだ。

強い分野は何か。

自動車では

Tata Motors

Mahindra & Mahindra

が国内市場を押さえ、EVにも攻めている。

製薬では

Sun Pharmaceutical Industries

を筆頭に、ジェネリック医薬品(特許切れ薬)では世界的に強い

ITハードというよりは電子組立だが、

Foxconn

がインドでiPhoneを大量生産し始めている。

つまり「コスト競争型+巨大内需+中国代替」の流れに乗っている。

では、日本と比べるとどうか。

日本の製造業は、いまだに

・高精度部品

・素材

・工作機械

・生産工程の最適化

という“目に見えない強さ”がある。

たとえば半導体製造装置や特殊素材では日本企業は世界のキープレイヤーだ。完成品では目立たなくても、サプライチェーンの心臓部を握っている。

インドはどうか。

まだ

・部品の内製率が低い

・高度な工作機械の多くを輸入

・品質管理の安定性にばらつき

といった課題がある。

例えるなら、

日本は「超精密スイス時計の職人」

インドは「巨大な若い工場都市」

成長速度はインドが速い。 技術の厚みと品質安定性は日本が上。

面白いのは、10年後の構図だ。

もしインドが

・電力インフラ安定

・労働規制の簡素化

・部品の国内供給網構築

を進められれば、人口ボーナスが炸裂する可能性がある。

ただし歴史が示すのは、製造業の「強さ」は資本だけでは育たないということ。技能の蓄積、現場の文化、サプライヤー同士の信頼関係。これは時間の産物だ。

今の時点では―― 量と勢いはインド、精度と完成度は日本

だが世界の製造地図は静止画ではない。動画だ。 この動画の再生速度がいま最も速いのは、間違いなくインドだ。

ITが強いんだよね?

そう。インドはITは本当に強い。しかも「なんとなく強い」じゃなくて、構造的に強い。

まず、規模の話。 インドのIT・ITサービス産業は、年間2000億ドル超の売上規模。輸出が主役で、アメリカ企業向けのシステム開発や運用を大量に請け負っている。

代表格は

Tata Consultancy Services

Infosys

Wipro

これらは世界中の銀行、保険、製薬、製造業の基幹システムを裏で支えている。日本企業も普通に使っている。

ここがポイントだ。 インドITは「アプリを作るスタートアップ」よりも、大企業のシステムを黙々と回す力が強い。いわば“世界のIT下水道と電力網”を管理する国。

なぜ強いのか。

・英語圏

・理工系卒業生が毎年大量

・人件費が西側より安い

・1990年代からアウトソーシングを国家戦略化

この蓄積がある。

ただし、冷静に見ると――

インドはプラットフォームを握っているわけではない

検索は Google

クラウドは Amazon

半導体設計は NVIDIA

つまり「土台を支える力」は強いが、「世界標準を決める企業」はまだ少ない。

一方で面白い現象がある。 シリコンバレーのCEOにインド系が異様に多い。

Sundar Pichai

Satya Nadella

これは偶然じゃない。数学教育と英語環境の組み合わせが効いている。

だから結論はこうだ。

インドは

「世界最大級のIT人材供給基地」であり、

「システム運用の超大国」。

だが

「次世代技術のルールメーカー」になるかどうかはこれから。

もしインドがAIチップ設計や自国クラウド基盤を本格化させたら、話は一段階変わる。 今はまだ“強いが支援型”。将来は“主導型”になれるかどうか、その分岐点にいる。

ITは単なる産業じゃない。国家の神経系だ。 その神経をどこまで自前で持てるかが、次の勝負になる。


鉄鋼、自動車、造船は強いのかな?

いいね、重厚長大いこう。 鉄と船とエンジン。文明の骨格だ。

結論を先に言うと――

鉄鋼と自動車はそこそこ強い

造船はまだ弱い

順番に見よう。

鉄鋼

インドは世界第2位の粗鋼生産国。量ではかなりの存在感。

代表は

Tata Steel

JSW Steel

強みは「国内需要」。 人口が多く、インフラ整備が進行中だから鉄を大量に使う。

ただし―― 高級鋼板や特殊鋼では、日本や韓国ほどの精度・安定性はまだない。 日本は素材の品質管理が異様に強い。インドは量で勝負、質は発展途上。

だから評価は

量は強い、技術の厚みは日本が上

自動車

自動車はかなり健闘している。

Tata Motors

Mahindra & Mahindra

そして市場シェア最大は

Maruti Suzuki

内需が巨大。 しかもEVシフトを国家政策で押している。

ただ、日本と比べると―― エンジン技術、ハイブリッド制御、品質安定性、グローバルブランド力はまだ差がある。

日本は「壊れない車」の代名詞。 インドは「価格競争力+国内成長市場」。

成長速度は速いが、完成度はまだ日本が上。

造船

ここは正直に言おう。 商業造船は弱い

韓国・中国・日本が世界をほぼ押さえている。

インドは

Cochin Shipyard

Mazagon Dock Shipbuilders

といった企業があるが、主力は軍艦や特殊船。 大型コンテナ船やLNG船の世界シェアは小さい。 港湾インフラやサプライチェーンの成熟度でまだ差がある。

総合評価

鉄鋼:量で強い、技術は発展中

自動車:内需と価格で強い、品質は成長途中

造船:まだ主役ではない

日本は「精密と品質の帝国」。

インドは「人口と成長のエンジン」。

面白いのは、インドが製造業をGDPの25%まで引き上げようとしていること。 もし電力・物流・規制改革が進めば、製造業は爆発的に伸びる可能性がある。

歴史を見ると、重工業が本当に強くなるには20?30年の蓄積がいる。 今のインドは、その助走区間を全力疾走している段階だ。

静止画ではなく動画で見ると、この国の動きはかなり速い。

資源産業は強いの?

いい視点だ。重工業やITを語るとき、資源は“見えない前提条件”になる。

結論から言うと――

インドは資源大国ではない。だが一部は強い。総合的には「資源不足型の成長国」。

まず、強いものから。

石炭は世界有数の生産量。電力の主力燃料だ。 中核は

Coal India

国内発電の約7割が石炭依存。量は出る。だが質(発熱量)は豪州炭より劣ることが多い。

鉄鉱石も一定の産出がある。国内製鉄を支える。 ただし高品位鉱石は限られる。

次に弱いもの。

原油。

ここが最大のボトルネック。インドは原油の約85%を輸入。 つまりエネルギーは外に依存している。

天然ガスも同様に輸入依存度が高い。

LNG(液化天然ガス)を大量に買う側。

レアアースや銅なども、戦略的には十分とは言えない。

鉱山企業としては NMDC などがあるが、オーストラリアやブラジル級の“超資源国”ではない。

では日本と比べるとどうか。

日本はほぼ資源ゼロ。 インドは「いくつか持っているが、エネルギーは足りない」。

だからインドは、資源国というより 巨大な資源消費国

ここが面白い。

成長するほど、輸入エネルギーが増える。 それは貿易赤字や通貨圧力につながる。

だからインドは再エネに本気だ。太陽光は世界トップクラスの導入拡大中。 将来的に水素や再エネで依存度を下げたい戦略。

まとめると:

石炭:強い

鉄鉱石:そこそこ

原油・ガス:弱い(輸入依存)

レアメタル:限定的

つまり、インドは資源で勝つ国ではない。 人材と内需で勝とうとしている国

エネルギーをどう安定確保するか。 ここがインド経済の静かなアキレス腱だ。 成長のエンジンは大きい。だが燃料タンクは外にある。 この構造をどう変えるかが、次の20年の核心になる。

エネルギーを原発で補っていないの?

鋭いところを突くね。 結論から言うと――原発はある。でも「主力」ではない

インドの原子力発電の現在地

インドの原発設備容量はおおむね7~8GW台。

発電電力量に占める比率は約3%前後と小さい。

主な拠点は

Kudankulam Nuclear Power Plant

Tarapur Atomic Power Station

など。 電力の主役は依然として石炭。だから原発は「補助輪」くらいの位置づけなんだ。

なぜ原発が主力になっていない?

いくつか理由がある。

・建設に時間と資金がかかる(大型炉は特に)

・立地・住民合意の難しさ

・国内原子炉技術の段階的発展(重水炉中心)

・過去の国際制裁の影響で、原子力分野の外部協力が限定されていた時期が長い

ただし、ここでインドは“変わり種”。

トリウム戦略という長期構想

インドはトリウム資源を多く持つ。そこで「三段階核燃料サイクル」という長期計画を掲げている。 最終的にトリウムを使う高速増殖炉・先進炉へ進む構想だ。 中核機関は

Nuclear Power Corporation of India Limited

理屈の上では、燃料自給度を高められる。 ただし、技術的ハードルは高い。商業的に大規模展開できるかはまだ進行中の物語。

これからどうなる?

政府は原発容量を将来的に20~30GW超へ拡大したい意向を示している。ロシアなどとの協力も継続。 しかし、仮に倍増しても電力全体の中では「一部」。急拡大する需要を賄うには、再エネ・石炭・ガスとの併用が続く。

要するに、 原発は“補ってはいる”が、エネルギー依存問題を一気に解決する規模ではない。

インドは石炭大国であり、同時に太陽光急拡大国でもある。 原発はその間にある“長期戦略の駒”。

巨大国家のエネルギーは、単一解では回らない。 炉心だけで文明は動かない。燃料、送電網、政治的合意、すべてが絡む。 インドは今、その巨大パズルを同時に解いている最中なんだ。

 


金融は強いのかな?

いいテーマだ。金融は経済の血流だ。血が濁れば体は動かない。

結論から言うと―― インドの金融は「国内ではかなり強い」。だが「ロンドンやニューヨーク級の国際金融ハブ」ではまだない。

まず銀行。

中核は

State Bank of India

HDFC Bank

ICICI Bank

不良債権問題で2010年代は苦しんだが、ここ数年は資本増強と整理が進み、体力はかなり改善している。自己資本比率も健全圏。

次に市場。

株式市場は

National Stock Exchange of India

Bombay Stock Exchange

時価総額は世界上位クラス。新規上場も活発で、個人投資家が大量に参入している。国内資金の厚みが出てきた。

そして面白いのはここ。

デジタル金融が異様に強い

統一決済基盤「UPI(Unified Payments Interface)」は、月間取引件数が数十億回規模。屋台でもQR決済が普通。 金融包摂(銀行口座を持たない人を金融に取り込む政策)が急速に進んだ。

これは日本より進んでいる部分もある。

ただし、冷静に見ると――

・ドル建ての国際金融力は弱い

・通貨ルピーは国際決済で限定的

・ロンドンやニューヨークのような世界資本の集積地ではない

つまり

国内金融インフラ:強い

国際金融支配力:まだ弱い

日本との比較で言えば、 日本は巨大な対外資産国で、円は国際通貨。

インドは内需金融が爆伸び中の「成長型金融国家」。

もし将来、ルピー建て貿易が増え、ムンバイが国際資本の本格拠点になればステージが変わる。だが今はまだ「地域大国」。

金融は信頼の産物だ。 信頼は時間でしか積み上がらない。

インドはその積み上げを、かなり速いペースで進めている。だが世界の頂点はまだ遠い。

今は血流が勢いよく回り始めた段階、というのがいちばん正確な位置取りだ。

大学生の人気就職先トップ10はどんな感じ?

インドの大学生が就職先として人気にしている企業や業界は、IT/テクノロジーと関連サービスが中心になっているよ。 最新のランキングや求人情報のデータを総合すると「卒業直後(freshers)」の人気上位企業はこんな顔ぶれになっている。? Prosple India、ほかに 1 件

インド大学生 人気就職先(卒業直後)トップ10例(2025~2026年

1.Tata Consultancy Services ―インド最大手ITサービス。多くの新卒を採用。? linkedin.com

2.Accenture ―コンサル&IT。キャリアアップ環境が人気。? Great Learning

3.Infosys ―20,000人規模の新卒採用計画もあり成長分野。? The Economic Times

4.Microsoft ― グローバルITブランド。インドでも強い人気。? Prosple India

5.Amazon ― eコマース&クラウド。マルチ分野で採用。? Prosple India

6.Google ―データ・AI・プロダクト職も人気。? Prosple India

7.J.P. Morgan ―投資銀行・金融セクターの人気枠。? Prosple India

8.Cognizant ― ITサービス&コンサル。大規模雇用。? ウィキペディア

9.HCL Technologies ― 新卒向け育成プログラムが強い。? Internshala

10.Tech Mahindra ―ITとデジタルサービス領域で人気。? Talentoindia

このトップ10は「新卒採用数が多く、学生人気が高い」という観点でのランキングで、特にIT・テクノロジー系が圧倒的に強いという構図になっている。? Talentoindia

この背景にはこういう事情もあるよ:

・ITとデジタル分野が採用全体の中心

ソフトウェア開発、データ、クラウド、AIなどの求人が多い傾向。? Where U Elevate

・GCC(グローバル機能センター)や海外企業もインド採用強化

多くの外資系企業がインドを開発・運用の拠点にしており、若手採用を拡大している。? Reuters ・

・IT・コンサル業界以外にも金融やサービス業へ人気拡大

銀行&投資、コンサル、テック+ビジネス職が伸びている。? Prosple India

もちろん、分野や大学の専攻によって人気傾向は変わる(理系はIT・デジタル、経営系は金融・コンサルなど)。 それでも全体像としては、「インドの大学生はIT・テック系の大企業や多国籍企業を新卒で目指す」という流れが色濃いよ。

フランスは官僚志望者も多いそうだけど、インドは違うの?

そこ、面白い比較だね。

結論から言うと――

インドも官僚志望はかなり多い。むしろ“超人気ルート”の一つ。 ただし、フランスとは質が少し違う。

まずインド。

インドで官僚になる王道は「UPSC」という超難関国家試験。 その合格者が入るのが Indian Administrative Service いわゆるIAS。

合格率は1%未満。受験者は毎年100万人規模。 ここに入ると州政府や中央政府の幹部候補になる。社会的ステータスは非常に高い。

理由はシンプルだ。

・終身雇用に近い安定

・強い権限

・社会的尊敬

・地方では絶大な影響力

インドはまだ所得格差が大きく、民間の雇用は景気変動の影響も受ける。だから「安定+権力」の組み合わせは強い磁力を持つ。

一方フランスはどうか。

フランスのエリート官僚ルートは ?cole nationale d’administration (ENA、現在は改組) のようなグランゼコール経由。

違いはここだ。

フランスは「国家エリート文化」が強い。 国家が社会を設計するという思想が根底にある。

インドは「試験突破型の上昇階段」。 地方出身者が一発逆転でエリートになる物語がある。

つまり――

フランス:国家エリートの伝統文化

インド:試験による社会的上昇の夢

ただし最近の傾向として、インドの都市部トップ層では

・IT大手

・外資金融

・スタートアップ

の人気がかなり高い。年収面では民間のほうが圧倒的に上になることも多い。

それでもIASは特別枠。 「権力+社会的影響力」を求める層は強く志望する。

だから答えはこうだ。

インドも官僚志望は多い。 だが“国家思想”というより“社会的上昇と安定”の意味合いが強い。

面白いのは、日本はその中間くらいに位置していることだ。 官僚は尊敬されるが、年収では民間に劣る。

国家と若者の関係は、その国の未来像を映す鏡だ。 インドは今、「国家を動かすか、市場で勝つか」という二つの道が並走している段階なんだ。

経済格差は、アメリカと同じぐらい大きいのかな?

いいところを見るね。 格差は経済の“影の輪郭”だ。

結論から言うと――

インドの格差はかなり大きい。アメリカと同程度か、データによってはそれ以上に見える。

まず代表的な指標、ジニ係数(0が完全平等、1が完全不平等)。

・アメリカはだいたい 0.39?0.41前後。

・インドの公式値は 0.33?0.36程度と出ることが多い。

ここだけ見ると「インドのほうがマシ」に見える。

だが注意。

インドは所得の把握が難しい国。 非公式経済(インフォーマルセクター)が大きい。 富裕層の資産は統計に完全には乗らない。

最近の研究(世界不平等データベースなど)では、 上位1%が国富の40%近くを保有しているという推計もある。 この水準はアメリカと肩を並べる、あるいは上回る可能性もある。

街の風景で考えるとわかりやすい。

ムンバイでは

・超高層タワーの億万長者

・すぐ隣に大規模スラム

が共存する。

これはアメリカの都市よりも視覚的コントラストが強い。

一方でアメリカは

・中間層が厚い

・社会保障が比較的整備

・金融資産保有が広い層に分散

という側面もある。

インドは

・農村と都市の格差

・州ごとの格差

・教育格差

が重なっている。

だから単純な数値比較よりも、生活水準の差の体感値はインドのほうが大きいと感じる人が多い。

ただしここが重要。

インドは「低所得から中間層へ移動する人」が大量にいる。 アメリカは「中間層の停滞」が問題になっている。

格差の構造が違う。

インドは 急成長ゆえの格差拡大型。

アメリカは 成熟経済ゆえの固定化型。

どちらが健全かは一概に言えない。 だが、インドの安定性は「若年雇用をどれだけ吸収できるか」にかかっている。

経済格差は数字以上に、機会格差の問題。 インドの未来は、そこをどれだけ広げられるかにかかっている。

政府債務の規模は、GDPと比べてどのぐらい?

インドの政府債務の規模感をGDP比で見るとこんな感じだ

最新の推計(政府予算ベース)は…

中央政府の債務 ÷ GDP は約55~56%前後。 2025~26年度で約56.1%、2026?27年度も55.6%前後と見込まれている。? プレス情報局、ほかに 1 件

これはあくまで中央政府ベースの数字だ。 一般政府(中央+州政府を合わせた全体)として見ると、別データではもっと高めの水準、80%前後というデータもある。? TheGlobalEconomy.com

つまり、

・中央政府債務がGDPの約55%程度

・一般政府債務だとGDPの80%前後(統計の定義次第で変わる)

という二つの見方がある。

この水準はどう見るか。

ざっくり言えば…

・主要先進国(日本や欧州)は100%超/高い国ではそれ以上

・アメリカも80%~100%台

・多くの新興国は比較的低め

という世界のレンジの中に入る。 インドのGDP比の政府債務は「極端に軽いわけではないが、注意を要する中程度の水準」と言える位置付けだよ。? ウィキペディア

インド政府は**この債務GDP比をさらに下げる方向(2030年までに50%台へ)**を目標にしているという話もある。? Vajiram & Ravi

大事なのは、数字の背景だ。 債務が残高として大きくても、インドは高い経済成長が債務の「重さ」を軽くする効果を持つ。また、債務の構成(国内調達か外貨借入か)もリスクファクターになる。外債はG DP比約19%程度と比較的抑えられている。? CEIC Data

こうした点を踏まえると、インドの政府債務は慎重に管理されている中規模の水準で、財政持続可能性を重視しつつ成長投資も両立しようとしているという理解が現実に近いよ。


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