自民党の幹部

自民党の幹部

自民党の幹部を一部ご紹介しよう

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第100代内閣総理大臣  岸田 文雄

生年月日:1957年7月29日

出身地:東京都

学歴:早稲田大学法学部

現在の総理大臣が岸田文雄氏だ。宮澤喜一首相以来、30年ぶりに宏池会の領袖が首相就任ということで注目を集めた。父親の岸田文武氏は広島出身の元通産省官僚であり、親類縁者にも官僚が多かったと言われるエリート家系の出身である。岸田家が広島の家系ということもあり、核軍縮をライフワークとしている。

宏池会はお公家集団と揶揄されることがあったが、良くも悪くも、岸田さんもそれを受け継いでいるイメージじゃないだろうか。上品だが、おっとりしすぎているイメージもある。タカ派と言われる安倍政権が長く続いた後だったから、自民党内にバランスを取りたい力学が働いたのかもしれない。ただ自著において、故・加藤紘一氏が加藤の乱に失敗し権力獲得に至れなかったことを反面教師にしてきたことが書かれてある。何が何でも総理大臣に就任する!ということにかけては、上品な岸田さんも勝負強さを発揮したということだろう。

宏池会は伝統的に官僚出身の議員も多く、官僚寄りと言われることも多い。これは官僚と内閣の協力関係が上手くいきやすいと解することもできるが、官僚に流されやすい危険があるとみられることもある。昨今よく言われるのが、財務省の言いなりになりすぎて、財政出動すべき時に十分な財政出動ができないのではないか?という批判的見方だ。

一方、外務大臣の経験が長い岸田さんは国際的にも顔が売れており、故・安倍首相ほどか分からないが外交に長けている、ハト派のイメージもあって海外の首脳に受け入れられやすい、ということは言えるだろう。その一方で、ロシアのウクライナ侵攻に際しては再三ロシア批難のメッセージを出し、対露制裁も打ち出し、毅然とした対応をとっている。

外務大臣  上川 陽子

生年月日:1953年3月1日

出身地:静岡県静岡市

学歴:東京大学教養学部

ハーバード大学ケネディスクール

三菱総合研究所の研究員、ハーバード大学院、米上院議員の政策立案スタッフを経て政界進出。法相を3度務め、2018年にはオウム真理教事件で死刑判決を受けた元教祖ら13人の死刑執行を命じた。以来、閣僚を外れてもSP(警護官)が付いて回る。決断力と堅実さに定評がある一方で、「根回しが苦手」「真面目過ぎる」との評価も。多忙の中でも体力つくりのためのスクワットを欠かさない。


財務大臣  鈴木 俊一

生年月日:1953年4月13日
出身地:東京都
学歴:早稲田大学教育学部
父は鈴木善幸元首相、妻は宮澤喜一元首相のいとこと、親族に政治家が多い。政界入りした当初は宏池会に身を置いたが、現在は麻生派に所属する。環境省や五輪相の他、総務会長も経験した。座右の銘である「和を以て貴しとなす」の通り、物腰の柔らかさに定評がある。党人派のベテランで周囲は「人の話をよく聞いてくれる」と評する。父が会長を務めた宏池会(現・岸田派)を経て、現在は麻生派に所属し、「いずれは派閥の中核に」との呼び声が高い。趣味は料理。

法務大臣  小泉 龍司

生年月日:1952年9月17日
出身地:埼玉県秩父市
学歴:東京大学法学部
旧大蔵省を経て、2000年に無所属で初当選した。直後に自民党入りしたが、05年に郵政民営化関連法案に反対したため、党を離れて孤軍奮闘する時期もあった。物腰が柔らかく、敵を作らない性格で、同僚議員からの信頼が厚い。座右の銘は、当たり前のことを徹底して行う「凡事徹底」。私心を捨てて日本の発展に尽くした地元の埼玉県深谷市出身の渋沢栄一を尊敬している。

経済産業大臣  斎藤 健

生年月日:1959年6月14日
出身地:東京都新宿区
学歴:東京大学経済学部
通産官僚から2009年衆院選で国政に転じ、当選3回で農相に抜擢された。昨年11月には法相に起用され、改正出入国管理・難民認定法の成立に尽力。希望の仕事を問われたときは「困難な仕事」と迷わず答える熱血派。近代史に造詣が深く、戦前の政治情勢を分析した著書もある。尊敬する政治家は「平民宰相」として親しまれた原敬。東大ハンドボール部では首相を務めた。

官房長官  林 芳正

生年月日:1961年1月19日

出身地:東京都

学歴:東京大学法学部

ハーバード大学政治学大学院

岸田首相に限らず政権幹部というのはいつの時代もそういうものだが、この人も例にもれず超エリートである。海外経験が長いため、英語もペラペラで、外務大臣の現在はほぼ通訳なしで外相会談をこなしているとみられる。学生時代以来の大のビートルズファンであり、国会議員同士のバンド「ギインズ」のメンバーも務めており、G7夕食会でピアノでイマジン演奏を披露したことも有名だ。

一方で林氏に限らないことだが、宏池会は昔から親中の傾向があるとも言われており、中国が猛烈に軍事費拡大している昨今の状況の中、中国に甘い対応をするのではないか?と疑問視する向きがあったのも事実だ。その影響と思われるが、林氏は外相就任間もない時期、日中友好議員連盟の会長を辞任したことも話題になった。

総務大臣  松本 剛明

生年月日:1959年4月25日
出身地:東京都
学歴:東京大学法学部
日本興業銀行を経て2000年に衆議院議員初当選。民主党政権の政策調査会長、外務大臣を経験。2017年に自民党に入党。2019年から衆議院外務委員長を務める。税制やデジタル政策に精通し、2022年11月に総務相に就任。マイナンバーカードのトラブルをめぐる野党の追及を安定した答弁で乗り切り、9月の内閣改造に伴う退任から3か月での再登板となった。父は海部内閣で防衛長官を務めた十郎氏で、初代首相の伊藤博文は高祖父にあたる。

厚生労働大臣  武見 敬三

生年月日:1951年11月5日
出身地:東京都港区
学歴:慶應義塾大学大学院法学研究科
東海大学教授、テレビ朝日の「モーニングショー」のメインキャスター、ハーバード大学での研究を経て、参議院議員に。
日本医師会長を長年務めた武見太郎氏を父に持つ自民党厚労族のベテランで、世界保健機関(WTO)親善大使なども務めた。新たな感染症危機の司令塔として9月1日に発足した「内閣感染症危機管理統括長」の発案者。海洋基本法や自殺対策基本法など多くの議員立法の制定に携わった政策通でもある。慶應高や慶大時代には、ラグビーで全国大会に出場した。

防衛大臣  木原 稔

生年月日:1969年8月12日
出身地:熊本県熊本市
学歴:早稲田大学教育学部
弟に障害があり、福祉行政への関心が政治家を志したきっかけ。日本航空を退社後、政界に転じた。安全保障政策に詳しく、安倍、菅内閣では首相補佐官を務めたほか、2022年末の国家安保戦略改定では与党協議の取りまとめに奔走した。保守系議員グループ「創成日本」の事務局長を務め、保守系人脈は幅広い。台湾との関係を重視し、7月には沖縄県・与那国島から船で訪台した。

経済安全保障担当大臣  高市 早苗

生年月日:1961年3月7日
出身地:奈良県
学歴:神戸大学経営学部経営学科
松下政経塾出身。「鉄の女」と呼ばれた英国のマーガレット・サッチャー元首相が目標だ。党内随一のタカ派。中国への機密情報流出に危機感を持ち、先の通常国会で経済安全保障推進法の成立をサポートした。何と言っても2021年の総裁選出馬の記者会見で注目を集めた。基軸は保守のスタンスだが、政治課題を幅広く検討しつくしているような雰囲気すら漂う勉強家だ。記者会見の応答も素早く、頭の回転の速さにも定評がある。政調会長、経済安全保障相と相次いで要職に起用され、サイバーセキュリティ―強化などに注力した。学生時代はヘヴィメタルバンドのドラムを担当。熱狂的な阪神ファンでもある。

デジタル大臣  河野 太郎

生年月日:1963年1月10日
出身地:神奈川県
学歴:慶応義塾大学経済学部に入学するも2か月で退学し、渡米後、紆余曲折を経てジョージタウン大学を卒業
菅内閣で新型コロナウイルスのワクチン担当大臣として、接種加速の旗を振った。2021年の総裁選後、党広報本部長としてSNSの広報戦略を伝授するため地方を行脚。ツイッターのフォロワー数約248万人を誇る発信力は健在だ。
河野太郎の真骨頂と言えば、無駄を徹底的に嫌う合理主義者の姿勢だ。事業仕分けと言えば誰しも民主党政権を思い浮かべるだろうが、実は河野氏が自民党政権内において、最初の事業仕分けに手を付けている。その後、形を変えながら、2021年まで行政レビューとして行政の無駄チェックに辣腕を発揮してきた。2021年にはファックス廃止を打ち出して省庁から顰蹙を買ったこともあるという。総裁選においては全額税方式による最低補償年金にも言及した。何かと物議をかもすことも多い河野氏だが、行政の無駄を徹底的に排除し、効率的な政府を作りたい、という思いはどの議員よりも強いのではないか。
参照、引用元:読売新聞記事、ウィキペディア、他の政治ブログ




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