26.2.9 高市首相の今後
高市首相が今後、どんな政策に手を付けそうか?について、衆院選のページに投稿を追加しました。
26.2.9 食の支援フォーラムに参加
中野区役所で開催された、食の支援フォーラムというイベントに参加してきました。

個人的には、事前に思っていた以上にものすごく興味深いイベントでした。以下、上手くまとめられないかもしれませんが、少しずつ内容ご紹介したいと思います。
食糧支援の話なのですが、大きく公的支援と民間支援に分かれます。最初は中野区の生活援護課、中野区社会福祉協議会の担当者の人たちの講演がありましたが、これらが公的支援にあたるかと思います。
東京都地域公益活動推進協議会 | 中野区内22事業所参加による「相談支援型フードパントリー」の取組み – 東京都地域公益活動推進協議会
寄付で受け取った食料を、生活困窮のある方に配布しているのだそうです。こういうのはアメリカのフードスタンプと同じなのかな?と思いましたが、フードスタンプとはまた別で、基本的に日本にはフードスタンプの制度は無いようです。もしかしたら実施している自治体があるかもしれませんが。フードスタンプは行政が、その地域の生活困窮者に向けて大々的に引換券を配って、その券を所定の場所まで持ってきてくれた人には食料を渡す、というシステムだそうです。
また、生活保護課のお話によると、ギャンブルで大量のお金を使い切ってしまう、それで生活困窮に陥った、というケースも多いようです。自己破産を促すケースも多いようです。
次に民間支援として、子ども食堂というのは多くの人が聞かれたことがあると思いますが、それ以外にも世の中には、食料を無償支援、つまりタダで配るサービスがいくつも存在しているそうでして、その中に、フードバンク、パントリーといったものがあるのだそうです。
フードバンクというのは、先ほどの社会福祉協議会と似ているかもしれませんが、企業から余っている食料などを引き取って、困っている人に渡すか、子ども食堂等の、困窮者と直接応対している機関に対してお渡しする仕事をしているのだそうです。つまり受け取った食料をほかに引き渡す、仲介機関なのだそうです。パントリーというのは、食料を直接困窮者に渡す、配布所のことなのだそうです。ただ、パントリーと子ども食堂はまた別なのだそうです。ちょっとややこしいと思いましたが。おそらく・・・普通のパントリーは固形の食料をお渡しして、ハイ、サヨウナラ、帰って食べてくださいね、で終わることも多いかもしれませんが、子ども食堂はその名の通り食堂なので、そこに集まった人たちが一緒にお食事ができるのだと思います。そこが違いなのでしょうか。
ただし、フードバンクがパントリーを兼ねているケース、逆にパントリーがフードバンクを兼ねているケースもあるけど、そもそもフードバンクとパントリーは別なのだ、とのことでした。
特にフードバンク八王子代表の國本康浩さんという方のお話がとても分かりやすく、講演の後にもいくつか質問することができました。
フードバンク八王子に食糧支援を求めてやってくる人は、基本的に属性はバラバラで、男女ともにおられるし、若い方もご高齢の方も、様々なのだそうです。ただ多くに共通した特徴として、人とのつながりが希薄で、あるいは元々持っていた繋がりを使い切ってしまって、頼れる人がいない、そういう方が多いのだそうです。
この活動を表面だけ見れば「困窮者に食糧を渡すだけ」のように見えてしまいがちなのですが、実は相談所に来られる方とじっくり対話をすることが、実は活動のメインなのだそうです。しかし、対話をして、「相手が何に困っているのか」、詳しく聞きたくても聞き出せない、そういう問題が多々あるのだそうです。対話をして色々聞きだそうとしても、むしろ来所者が鬱陶しく感じてしまって、なかなか状況をうまく説明できなくなってしまう、そんなことも多いようです。また、傍から見たら、相談者は明らかに病気を抱えていそうな様子なのに、本人が病状を自覚できていない、そういうケースも多いようです。相手が何に困っているかが分かれば、それこそ、行政の生活保護の窓口に連れて行ったり、その他生活支援に関係する窓口にお連れしたりすることもある。直接食料をお渡しすることもあるし、来所者が何らかの病気を抱えていることが分かれば、そのまま病院を紹介することもあるようです。身体的な病院のみならず、精神科、カウンセラー等を紹介することもあるとのこと。ただ最初の対話が上手くいかないケースも多くて、そういう救済機関にお繋ぎできるのは、来所者のうち半分いるかどうか、ぐらいのようでした。
また、来所される方の背後に、その家族等で、そういう機関に相談しにも来ないし食料を受取にも来ない、一見すると見えていない困窮者というのも多いのだそうです。それは必ずしも貧困者とは限らず、例えば資産家の息子が引きこもりのまま、高齢の親に面倒を見てもらっていたんだけど、親が亡くなってしまって、お金はあるけど家に取り残されたとか、そういうケースの人もそれなりにいるのだそうです。また自分が病気であることが自覚できず、病院に通おうとしないとか、そういう方も多いでしょう。
だから、世の中の困っている人とどんどん繋がって、繋がりの糸を作っていきたいんだけど、なかなか次々につながることは難しい、細い糸しか繋げないことも多いし、繋がりが作れてもしばらくすると切れてしまう、そんな繋がりもあるのだと、國本さんは話されていました。かなり苦労が多いようです。
後からさらに詳しくお尋ねしてみましたが、フードバンクには行政からの補助金などもなく、本当に無償のところから活動されているそうです。企業等の余った食料を預かって、困っている人のところに配る、基本的にはそれに尽きるようです。
衆院選が終わったばかりなので政治家との繋がりはないかお尋ねしてみましたが、全然繋がりは無いし、これからも関係を作るつもりは無いとのこと。誰とのしがらみもなく、ただ自分の好きなようにやりたいんだと國本さんは話されていました。それは國本さん個人のお考えで、他の機関の方はわかりませんが・・・おそらく、政治家と協力しよう、という発想の人は、この業界には少ないのかもしれません。こんなに全国各地で子ども食堂やら、老人施設やらが稼働していて、そういう社会問題が多々あることは明らかであるはずなのに、政治からそういう問題に対してスポットライトが当たらないのは、不思議な気がしました。政治家とつながってしまうと、政治家への寄付を求められたり、選挙応援を頼まれることもあるかもしれません。活動家の方たちは、そういうしがらみを敬遠されているのでしょうか。それは私の想像ですが。
マスコミ関係者らしき人が全く見当たらないのもちょっと気になりました。本来であればこういう問題にもっともっと、マスメディアもスポットを当てるべきだと思うのですが・・・
行政の窓口やパントリーの窓口に来てくれる人を支援するのもいいけど、それ以前に困っている人を「滞留させる空間」が必要なのではないか、と國本さんは話されていました。パントリーだけでは支援が少ないので、何らかの中間支援組織が必要なのではないかとも。
とにかく「社会的孤立」が問題を生じさせるようです。社会的孤立を生じさせない、あるいは孤立に陥った人を救済する仕組みが、本来はもっともっと必要なのです。
例えばヨーロッパの町であれば、町の中心部に歩行者メインのとおりがいくつも伸びていて、それが中央の広場に繋がっている、そんな町も多いかと思います。そこで人々は歩きながら町の人々と顔を合わせて近況を相談することもできます。日本だと、そんな都合のいい顔合わせの空間がご近所に無いことも珍しくありません。
上でアメリカのフードスタンプの話に触れましたが、日本はフードスタンプこそ無いものの、健康保険や生活保護など、ある程度の社会保障の制度は整っているはずです。しかし、制度からこぼれ落ちてしまっている人を人々はあまり助けようとしていない、そこまで手を差し伸べようとする仕組みが、日本には欠けているのではないか?と思いました。
26.2.9 辺野古問題
辺野古問題について、国際情勢の章の、国際情勢よもやま話の別タブとして挿入しました。


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