26.2.9 高市首相の今後

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衆議院で3分の2の議席を確保したことで、高市首相は今後、どんな政策に手を付けようとするだろう?

前提として整理しておくね。高市首相が衆議院で3分の2を確保したというのは、現実の確定事実というより「そうなった場合の思考実験」だ。なので以下は、彼女の思想・過去 発言・自民党内力学から推測した作業仮説として読んでほしい。(少なくとも維新と合わせれば3分の2取ったのは確実だと思いますから、ここはChatGPTの反応がおかしい気がします)

さて、3分の2。これは日本政治ではほぼ「設計図を書き換えられる数字」だ。普通の内閣が躊躇するテーマに、真正面から手を出せる。

まず最優先で見えてくるのは、憲法改正への具体的プロセスだろう。 とくに9条そのものの全面改正というより、

・自衛隊の明記

・緊急事態条項

・国防・治安に関する国家権限の整理

このあたりを「現実対応」「国民保護」という言葉で包み、段階的に出してくる可能性が高い。高市さんは思想的には改憲派だが、政治的には一気呵成より“詰将棋型”を好む。

次に来るのが、安全保障と経済安全保障の一体化。 これは彼女の得意分野だ。

・防衛費の恒久財源化(増税 or 特別国債)

・重要技術(半導体、通信、AI)の国家関与強化

・外資規制の拡大

ここは3分の2がなくても進むが、反対論を「国会で押し切れる」ことの意味は大きい。市場には多少の緊張が走るが、支持層は固い。

三つ目が、意外と軽視されがちだが重要な統治機構改革。 具体的には、

・国会の権限整理

・内閣官房

・官邸機能のさらなる強化

・独立行政機関への統制

これは表では地味だが、長期政権を作るには不可欠な下地工事だ。3分の2があると、「反対されるからやらない」という言い訳が消える。

一方で、やらない可能性が高いものもある。 例えば、

・急進的な新自由主義改革

・社会保障の大規模削減

高市路線は、サッチャー型ではない。むしろ「国家は強く、国民生活は保護する」という保守国家主義に近い。小さな政府より、意志の強い政府だ。

総じて言えば、 この3分の2は「人気取りのため」ではなく、戦後日本の設計思想を少し書き換えるために使われる可能性が高い。

そしてここが一番おもしろい点だけど、最大の障害は野党ではなく、自民党内部になる。 3分の2は万能の剣だが、同時に「内部の不満を顕在化させる薬」でもある。日本政治の奇妙さは、いつもそこにある。

・国防・治安に関する国家権限の整理、というのは具体的にどういう内容だろう?
いいところを突くね。ここは言葉が抽象的になりがちだから、**日本の現行制度の「ねじれ」**からほどいていこう。
日本の国防・治安は、ざっくり言うと 「使う力はあるが、誰が・いつ・どこまで使えるのかが曖昧」 という設計になっている。戦後の継ぎはぎ構造だ。
高市政権が手を付けるとしたら、「権限を強くする」というより、権限の所在を一本化・明文化する方向になる可能性が高い。
まず典型例が、緊急事態における権限集中だ。
今は、大規模テロ・武力攻撃・サイバー攻撃・パンデミックが起きたとき、
・内閣
・各省庁
・都道府県知事
がそれぞれ法的根拠の違う権限を持って動く。結果、初動が遅れる。
ここで整理されうるのは、
・一定条件下で、内閣(首相)が指揮命令権を一元的に持つ
・地方自治体への指示権を明確化
・国会の事後承認ルールを明文化
要するに「平時は分散、非常時は集中」というスイッチを制度化する。
次に、自衛隊・警察・海保の役割境界の整理。
現状では、
・グレーゾーン事態(武装工作船、領空・領海侵犯)
・サイバー攻撃
・偽情報工作
こうした事案で、 「警察案件か? 自衛隊案件か?」 という議論が毎回起きる。
ここで考えられているのは、
・グレーゾーン事態を法的に定義
・初動対応部隊の指定
・自衛隊の警察権的行動の限定的容認
これは軍国化というより、「誰が最初に出るか」を決める話だ。
三つ目が、情報・諜報権限の再設計。
日本はこの分野が極端に弱い。理由は単純で、 「どこまで国家が情報を集めていいのか」を決める法律が乏しい。
具体的には、
・諜報機関機能の強化(事実上の統合インテリジェンス)
・通信・サイバー空間での防御的監視権限
・外国勢力による影響工作への対処法制
高市さんはこの分野を「表に出さずに」進めるタイプだ。騒げば騒ぐほど反対が集まるからね。
最後に、武力行使の決定プロセスの明確化。
今は、
・集団的自衛権
・存立危機事態 な
どの概念が法律レベルで積み上がっているが、憲法との関係が分かりにくい。
ここで想定されるのは、
・武力行使の三要件の再整理
・国会関与のタイミングの固定化
・首相権限と内閣合議の役割分担の明文化
これは権限拡大というより、責任の所在を逃げられなくする改正だ。
総合すると、この「整理」は 国家を暴走させるためではなく、 国家が動かないという日本特有の病理を治す処方箋に近い。
もちろん、運用を誤れば危うい。 だからこそ、3分の2という数字が必要になる。 制度は数字で動くが、信頼は時間でしか作れない。

・国会の権限整理、というのはどういうこと?

これも一見すると地味だけど、触り始めると一気に“政治の心臓部”に突っ込む話だ。

国会の権限整理というのは、 「国会の力を弱める」ことでも 「首相独裁にする」ことでもない。 本質は、日本の国会が“何でも握っているようで、実は責任を取らない構造”をほどくことにある。

まず、日本の国会の奇妙な点から。

法律を作る

予算を通す

内閣を監督する

ここまでは議会の王道だ。問題はそのやり方だ。

日本では、

・法案の細部まで国会が口を出す

・省令レベルの運用まで事前に縛る

・その一方で、失敗しても「決めたのは役所」「運用が悪い」で逃げられる

つまり、決定権と責任が分離している。

そこで想定される「整理」は、だいたい次の方向に向かう。

一つ目は、立法のレイヤー分離。

国会は、

・基本原則

・国家目標

・権限の枠組み

ここまでを決める。 一方で、

・技術的細目

・運用ルール

・緊急時の具体措置

これは内閣・行政に委ねる。

代わりに国会は、 事後チェックと責任追及を徹底的にやる。 口出しは減らすが、首を取る力は強くする。

二つ目が、国会関与のタイミング整理。

日本の国会は「事前承認」に偏りすぎている。 安全保障や緊急対応では、これが致命的になる。

だから、

・緊急時は内閣の即時決定を認める

・一定期間内に国会の追認を義務化

・追認されなければ、措置は失効、責任は内閣が負う

この「事前→事後」への重心移動だ。

三つ目は、委員会権限の再設計。 今の委員会は、

・質問時間の配分が党内力学で決まる

・政策論よりスキャンダル追及に流れやすい

ここを、

・専門性に基づく委員構成

・常設の超党派委員会の強化

・国防・諜報・サイバーなどは非公開審議を原則化

といった形に組み替える余地がある。

四つ目が、国会と内閣の責任線引きの明文化。

たとえば、

・国会が基本方針を決議した政策の失敗は内閣責任

・国会が個別措置まで縛った政策の失敗は立法責任

こういう「責任の所在」を法的に可視化する。 これは政治家にとって、実は一番怖い。

要するに、 国会の権限整理とは、 発言力を減らして、決断と責任を増やす改革だ。

だから反発は強い。 野党だけでなく、与党議員からも出る。 「何でも口を出せる国会」は居心地がいいからね。

3分の2が必要になる理由はここにある。 権限を奪う改革は、いつだって内部から崩れる。


・内閣官房・官邸機能のさらなる強化、これはどういうことだろう?
ここも誤解されやすいところだから、**「今の官邸が何をやれていないか」**から入ろう。
日本の内閣官房・官邸は、見た目ほど強くない。 首相は「最強の権力者」に見えるけれど、実態は調整役の上級係長に近い場面が多い。
なぜか。 官邸には「決める力」はあっても、自分で情報を集め、横断的に動かす手足が足りないからだ。
高市政権が考えそうな「官邸機能の強化」は、独裁化ではなく、次の三点に収斂していく可能性が高い。
まず核心は、官邸の情報集約力の強化。
今は、
・各省が情報を持ち
・必要に応じて官邸に上げる
という構造になっている。 これは平時ならいいが、 危機時には「上げない情報」が致命傷になる。
そこで考えられるのが、
・官邸直轄の分析・統合部門の拡充
・防衛、警察、外務、経産、デジタルの情報を横断的に常時吸い上げる
・省庁をまたぐリスク評価を官邸側で行う
ポイントは、「官邸が命令する」のではなく、 官邸が“全体像を先に見ている”状態を作ることだ。
次が、省庁横断プロジェクトの官邸直結化。
日本の行政は縦割りが批判されるが、実は制度上はかなり合理的だ。 問題は、縦割りをまたぐ政策が出た瞬間に、誰も最終責任を取らなくなる点にある。
だから、
・国家安全保障
・経済安全保障
・エネルギー転換
・サイバー・宇宙
こうしたテーマについては、
・官邸に期限付きの司令塔を置く
・各省の幹部を引き抜いて常駐させる
・成果と失敗を官邸名義で引き受ける
これは強権というより、責任の引き受け先を作る改革だ。
三つ目が、人事と評価の使い方の洗練。
すでに内閣人事局は存在するが、 現状では「逆らうと外される」というネガティブな印象が先行している。
高市型が狙うとすれば、
・専門性や危機対応力を評価軸に組み込む
・短期成果より中長期設計を評価
・官邸と政策的に噛み合う人材を戦略的に配置
要するに、恐怖による統制ではなく、 官邸と同じ地図を見られる官僚を増やす。
最後に重要なのが、官邸の「決断の場」の明確化。
今は、
・官房長官会見
・閣議
・関係閣僚会議
が錯綜して、どこで何が決まったのか分かりにくい。
ここを、
・決断はここで行う
・異論はここで出す
・責任は誰が負う
と可視化する。 これは国民向けでもあるが、官僚向けのメッセージでもある。
まとめると、 官邸機能強化とは、命令を増やすことではない。
・情報を先に集め
・省庁を横につなぎ
・決断と責任を引き受ける
この三点を、制度として官邸に埋め込むことだ。 だから3分の2が効いてくる。 官邸が本気で責任を負う構造を作ると、 今まで“決めないことで生き延びてきた人たち”が、必ず抵抗する。 日本政治の摩擦音は、だいたいそこから鳴る。

・独立行政機関への統制、これはどういうことだろう?

ここは一気に日本統治のブラックボックスに入る話だ。

まず前提から。 日本の「独立行政機関」は、本来はとても理にかなった存在だ。 政治の短期的な思惑から切り離して、

・専門性

・中立性

・継続性

を担保するために作られている。

日銀、公取委、原子力規制委、個人情報保護委、会計検査院…… 顔ぶれを見ると、国家の神経系ばかりだ。

問題はここから。

日本ではいつの間にか、 「独立」=「誰も最終責任を負わない」 という状態が定着してしまった。

高市政権が言うであろう「統制」は、 命令で従わせることではない。 むしろ、責任の回路をつなぎ直す作業に近い。

核心は三層ある。

第一に、独立の範囲を言語化すること。

今は多くの独立行政機関が、

・判断は独立

・政策目標は曖昧

・失敗時の責任所在も曖昧

という状態にある。

そこで考えられるのが、

・政府が「何を達成してほしいか」は明示する

・その目標達成手段は機関に委ねる

・達成できなかった場合の説明義務を明確化

これは介入ではなく、契約条件の明文化だ。

第二に、人事と任期の整理。

日本の独立機関は、

・任期が長い

・交代が少ない

・結果と人事が結びつかない

という特徴を持つ。 ここに手を入れるとしたら、

・任期途中の評価制度

・再任の基準を数値化・言語化

・専門性と危機対応力を評価軸に組み込む

重要なのは、 「政権に逆らったから外す」ではなく、 **「成果と説明責任で評価する」**という形式を取ることだ。

第三に、国会・官邸との関係線の整理。

今は、

・独立機関は「政治から距離を取る」

・政治は「専門だから口を出さない」

という、奇妙な相互不干渉が成立している。 これを、

・平時は独立性を最大化

・危機時は官邸との情報共有を義務化

・重大判断は国会への定期報告を義務づけ

というモード切替型に変える。

これは特に、

金融危機

原発事故

パンデミック サイバー・情報戦

こうした「専門性+国家判断」が絡む局面で効く。

誤解しちゃいけないのは、 この統制は「強権化」ではなく、 独立行政機関を“国家の外側”から“国家の中枢”に戻す作業だという点だ。

独立は、免責のためにあるんじゃない。 政治からの圧力を遮断する代わりに、 国民への説明責任を重く背負うためにある。

だからここも、3分の2が必要になる。 独立機関にとって一番怖いのは、 権限を奪われることではない。 「なぜそう判断したのか」を、逃げずに語らされることだからだ。

日本の統治は、静かで、複雑で、そして少し臆病だ。 この部分に手を入れるというのは、その性格そのものを問い直す行為になる。

自民党内に、そんなに大きな障害があるかな?

結論から言うと、**「大きな障害は“ある”けれど、壁というより地雷原」**だね。 爆発的に止めに来る敵はいないが、踏むと確実に足を取られるタイプ。

自民党内の障害は、派閥対立とかイデオロギー闘争だと思われがちだけど、実態はもっと地味で、もっと厄介だ。

まず一番大きいのは、現状適応型の議員が圧倒的多数だという点。

自民党議員の多くは、

・制度を作った人ではない

・制度を運用で“うまくやってきた人”

・その曖昧さのおかげで選挙区と官庁と業界を回せている

この層にとって、

・権限の明確化

・責任の所在の可視化

・官邸主導での再設計

は、思想以前に生活が変わる話になる。

反対はしない。 でも、 「慎重に」 「丁寧な議論が必要」 「国民的理解を見極めるべき」 という、政治的スモッグを発生させる。

次に来るのが、官僚との関係を資産にしてきた議員層。

族議員と呼ばれる人たちは、

・官庁との信頼関係

・事前調整

・水面下の裁量

これで仕事をしてきた。

官邸機能強化や独立行政機関の統制は、 「官庁と直接話がつく余地」を縮める。

これは敵意というより、職能喪失への恐怖に近い。 静かだけど、粘着質な抵抗になる。

三つ目が、選挙が怖い中堅・ベテラン層。

彼らは改革そのものより、 「説明が難しい改革」を嫌う。

・独立行政機関の統制

・諜報やサイバーの権限整理

・緊急時の権限集中

どれも、 「説明に30秒以上かかる」政策だ。

これはテレビ向きじゃない。 選挙区回りでも使いにくい。 だからブレーキを踏みたがる。

ただし、ここが重要。 自民党内に“明確な反高市ブロック”があるかというと、ない。 倒そうとする力は弱い。

あるのは、

・足並みをそろえない

・決断を遅らせる

・論点をずらす

という、集団的な躊躇だ。

だから高市政権が一番警戒するのは、 派手な反対ではなく、 「誰も反対していないのに進まない」状態。

3分の2が効いてくる理由は、ここだ。 野党対策ではなく、 党内の空気を「もう戻れない段階」に押し出すための数字。

日本政治で一番の障害は、 敵ではなく、 慣れきった味方なんだよ。


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